噛み合わせ治療

ALIGNMENT

日常生活にも影響が及ぶ可能性が

噛み合わせが悪かったり、歯ぎしりをする方の中には慢性的な肩こりや頭痛に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
日常的な歯ぎしりや普段何気なく行う習慣によって顎の位置や噛み合わせが変化し、体に歪みが出てくることはよくあります。
そして体の歪みは放置すると、いずれ日常生活にも支障をきたしてしまうことも少なくありません。
そこで、関根歯科医院の噛み合わせ治療では顎の歪みや噛み合わせの悪化によって生じる様々な症状を改善するための治療を行います。
こちらのページでは噛み合わせの異常が体に与える影響とその原因、そしてそれぞれの症状に応じた噛み合わせ治療のアプローチについてご説明いたします。ぜひ参考にしてください。

要チェック!
こんな症状はありませんか?

下記は顎関節や噛み合わせに問題のある方によく見られる症状です。 当てはまる項目のある方は当院で検査を受けることができます。お気軽にお問い合わせください。

  • 口を開ける時、閉じる時に関節に痛みがある
  • 以前と比べて噛み合わせが悪くなってきている。前歯がかみ合っていない
  • 顎を動かすとジャリジャリ、ミシミシなどの音がする
  • 口が大きく開かない
  • 噛み合わせに違和感がある。どこで噛んで良いのかわからない
  • 頭痛、首痛、肩こりがある。目が疲れやすい

噛み合わせが
悪くなる主な原因

姿勢の悪さ

噛み合わせと身体の歪みは密接に関係しています。
例えば、普段の生活の中で何気なく取っている姿勢はあなたの噛み合わせに大きく影響しているかもしれません。
その例のひとつに、「バッグをいつも片側の肩にかけている」という習慣があります。
これは女性の方によく見られる習慣と言えますが、こうした姿勢の癖は体の歪み(つまり噛み合わせのズレ)を引き起こす原因となります。
その他、夜寝るときはにいつも同じ方向を向いて寝ている方、また足を組んで座っていることの多い方は噛み合わせに歪みが出る傾向にあります。

悪い癖や習慣

何気ない癖や習慣も噛み合わせに影響を与えている場合があります。
例えば、「頬杖をつく」ことが多い方は要注意です。テレビを見るとき、いつも決まった方向に向いて頬杖をつきながら画面を見ているということはないでしょうか?
こうした癖は顔に長時間同じ方向から力が加わることで骨を変形させてしまう場合があります。
また、多くの人に見られる「噛み癖」も噛み合わせを悪くする原因となります。
噛み癖とは「食べ物を右、または左でいつも噛む」といった癖です。
噛み癖が与える身体への影響を調査するために行われたある実験では、プールの淵に手をついてバタ足の練習をしていた青年に、片側だけに何かを噛んで練習を再開してもらうと、噛んだ側へ体がくの字に曲がっていったという例がありました。
こうした例からも、噛み合わせと身体の歪みの関係を読み取ることができます。

歯ぎしりや食いしばり

仕事や普段の生活の中でストレスを抱えることが多い方や、緊張する場面に頻繁に晒されることがある方は筋肉が緊張することで食いしばりが起こったり、睡眠中の歯ぎしりを生じさせます。
歯ぎしりや食いしばりは顎関節に大きな負担をかけ、噛み合わせの歪みを誘発する原因にもなります。
当院を訪れる患者様にも、ストレスの多い時期である20~30代の方に顎関節症の症状を訴える方が多くいらっしゃいます。

噛み合わせの悪化が招く影響

普段の習慣やストレスなどによって噛み合わせが悪化すると、身体へ様々な影響を与えます。 噛み合わせの悪化が誘発する症状には次のようなものがあります。

  • 虫歯になりやすい

    噛み合わせが悪化すると虫歯になりやすくなります。
    歯の汚れは歯と歯がぶつかったり、食べ物をよく噛んだりすることで付着しにくくなる性質がありますが、噛み合わせが悪いと歯の当たる面積が小さくなり、汚れが自然に落ちないことで虫歯となりやすい傾向にあります。

  • 歯周病になりやすい

    噛み合わせが悪いと噛んでいる歯のみに負担がかかるようになり、歯周病のリスクを高めます。
    また30歳を過ぎるあたりから人の身体は抵抗力が下がり始めますので、これが歯周病リスクをさらに高めます。

  • 顔に歪みが出やすくなる

    噛み合わせの悪い方は多くの場合片方だけの歯で噛んでいる場合が多く、これが顔の表情筋や咀嚼筋(そしゃくきん)のバランスを崩して顔を歪ませることがあります。
    その下の骨は筋肉の厚みによって変化するため、最終的には顎の形も変化することがあります。

  • 頭痛になりやすい

    顎の関節から頭の横にかけて走っている側頭筋(そくとうきん)は噛む際に用いる筋肉の一つですが、噛み合わせの悪化によって側頭筋が緊張し、頭痛を生じさせる場合があります。

  • 肩こりが起こりやすい

    噛む筋肉は首や肩にかけて繋がっている広頸筋(こうけいきん)と繋がっていますが、悪い噛み合わせはこれらの筋肉バランスを崩して肩が凝りやすくなります。

  • しっかりとした歯科治療が難しい

    噛み合わせの悪い方は歯が斜めであったり、凸凹している方が多いため歯科治療の難易度が高まります。
    また、治療後に歯が割れたり、神経が近くなることで痛みの原因となることがあります。

噛み合わせの治療法

セルフケア

噛み合わせの悪化は歯ぎしりや食いしばり、頬杖、うつぶせ寝、猫背など日常生活で何気なく取る姿勢の癖や習慣が原因とされています。
そのため、治療は生活習慣を見直すセルフケアが中心となります。
まずは食いしばりや歯ぎしり、頬杖などの悪癖をしないよう常に心がけてもらい、片方で噛まずに両方で均一に噛むことに注意していただきます。
また、顎の筋肉の緊張をほぐして関節まわりにかかる負担を緩和するためのマッサージやストレッチ方法を指導します。

マウスピースによる治療

歯ぎしりなどによって生じる歯の磨り減りによって噛み合わせを悪化させている場合、これ以上擦り減らないようにマウスピースで保護する方法があります。
また、磨り減りが激しい方には減ってしまった分の調整を行い噛み合わせを修繕するため、仮歯や矯正、セラミックなどの補綴物を使って治療を行う場合があります。

ボトックス治療

ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出されるたんぱく質の一種です。
このボトックスを緊張した顎まわりの筋肉に注射することで一時的に筋肉を柔らかく緩めた状態にします。
美容外科などで受ける治療のイメージが強いですが、ボトックス注射は噛み合わせの悪化の原因となる歯ぎしりや食いしばり、顎間節症にも非常に効果的な治療法であり、当院で受けることが可能です。

ボトックス治療

噛み合わせの治療法は「噛み合わせの悪くなった原因」によって異なります。
そのため、当院では問診と検査によって原因を明らかにし、患者様に合った最善の治療法をご提案します。
まずはお気軽にご相談ください。

スポーツマウスガードについて

ラグビーやアメリカンフットボール、ボクシング、空手などの「コンタクトスポーツ」に取り組む方には、スポーツ種目に応じてオーダーメイドする「スポーツマウスガード」のご利用がおすすめです。マウスガードの装着により、衝撃を軽減する効果が期待できます。特に歯の破折や裂傷、顔面骨折、脳震とうなどのリスクの軽減につながります。

スポーツマウスガードのメリット

ケガの予防
装着により外部からの強い衝撃を吸収できます。歯の破折・唇や舌の裂傷・顔面骨折・脳震などのケガを予防できる確率が高まります。
顎関節の保護
スポーツマウスガードがクッションのような役割を果たし、顎関節への衝撃を緩和できます。
心理面の効果
歯が守られているという安心感は、集中力や瞬発力を高め、リラックス効果も期待できます。

装着が義務化されているスポーツ

  • ボクシング
  • 空手(組み手)
  • ラグビー(19歳以下)
  • テコンドー
  • アメリカンフットボール
  • 総合格闘技
  • ラクロス
  • アイスホッケー(20歳以下)

スポーツマウスガードの料金

治療内容 ご料金の目安
22,000円
22,000円
11,000円

スポーツマウスガードの注意点

  • 安心してご利用いただくには、マウスガードのお手入れが欠かせません。
  • 口内環境を清潔にマウスガードをご利用いただくには、虫歯や歯周病の予防が重要です。
  • お子様は時期にもよりますが、乳歯から永久歯への生え替わりや顎の成長など、お口の成長が続いていきます。そのため、数か月ごとにマウスガードを作り直さなければなりません。特に混合歯列期では、すぐにマウスガードが合わなくなる可能性があり、注意が必要です。

スポーツマウスガードについて

  • 治療期間:2週間
  • 治療回数:2回